クーペの日記

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平成十三年十月二十日

 おかげさまでクーペ復活。ただ、部品取り車を復活させたため細部の消耗や整備履歴が分
からん。
走らない事には話が進まないのでとりあえずキャブは調子が良い47年のモノをセレクト。
分解整備なんて二十年やってませんが、調子よければそれでよし。(^.^)
かえって下手にいじって逆効果という暗い過去もあるもので。(~_~)

圧縮がそこそこあって点火時期がそれなりならならこれで回るはず。

おー、一発始動。 51年式のスターターは勢いが良い。でも始動性は良いのですが吹け上が
りがいまいち。
えらくプラグがカブる。(-_-;)

さては、整備工場でなんかいらんことやったな。  不安になって電話。

「プランジャーポンプが正常に作動してるか不安だったため整備工場で燃料タンクに2スト
オイルを混ぜた」との事。中々良心的な工場、と思いきや「なにーっ、オイル2リットル入れて
満タンにしたーーーーーっ!」「チェンソーじゃないんだぞーーーーーっ。」

で、走るうちに本来の分離給油のオイルもクランクに供給され始め、たぶんアイドリングでも
10対1くらいの混合比になってしまった。(@_@)

もー、カブる、カブる。プラグ、ドロドロ。

十月二十一日

まー、生体移植したエンジンなもので拒絶反応が出ないよう一時的にせよ薬物多量投与も
仕方ないとしばらくはこのまま走る事に。
クランクシャフトの亀裂を「禁断の電気溶接」で処置したため、強度に多々の不安を抱えて
いたのもありましたし。^_^;

早くガソリンタンクを空にしようと毎夜バイパス行ったり来たりしました。
まだ組んだばかりのエンジンですし、冷却系、特にホース類の耐久性も心配なので
あまり回せない。(~_~メ)  (ホルツのクーラント漏れ止め剤も気休めに入れました。)

しかし回さないとクーペって走らない。しかもオイル過多で吹けあがらない。

四千〜四千五百回転の狭い回転域でただただ走りました。
白い煙をもうもうと吐き出しつつ、多分人が見たら「エンジンがブローしてる。」と思った事でしょ
う。(^_^メ)

十月二十五日

毎晩走ってます。
ちなみに、バイパス周辺の住民が「二、三日前から夜中になると煙とともにひどい異臭がす
る。」と、行政さんに通報したぐらいすごい煙。(>_<)

でも、やっと燃料タンクが底を付き始めたのでガソリン補給。
これでクーペ本来の性能を発揮できる、と思うが。

十月二十六日

うーん。煙はほとんど出なくなりました。  しかし、出ないなら出ないで「ほんとにオイルが
回ってんだろーか。」と言う不安におそわれ、タンクに500cc2ストオイルを入れちゃう私。(~_~)
これを「優柔不断」と言う。(^_^メ)

この晩は底なしに吹けあがりました。(^○^)
思わずレッドゾーンまで回そうかと思ったくらいに。
(ただ、五千回転付近のパワーの谷が少し気になるが。)

もー、以前のクーペと遜色なしっ!\(^o^)/

十月二十八日

いよいよ欲求には耐え切れず無謀にも戦闘速度での全力公試運転。
近くの峠をフルパワーで攻めるっ。  トラブル覚悟のギャンブル行為。^_^;
早いうちに不良個所を出したいもので。 たぶん、どっか逝かれるんだろーなー。
でも、安心してクーペに乗りたいのなら避けれない道。
どの程度でトラブルが出るか知っておかないと安心して乗ってられないし。^_^;
「ウミは早いうちに出すんだ。」とか言いながら、結局早くクーペを全開でブン回してみたい。
という欲求不満の言い訳か。)^o^(
もちろん、パーツと工具は満載で出発。(^.^)

いきなり一速六千回転で二速へ。  これは八千まで回し三速。  六千ちょっとで
しばらく様子を見ていきなり八千回転まで引っ張りました。
峠の登りなので二、三速の頻繁なシフトでもレスポンスに問題なし。  水温も1目盛り上がっ
たのみで心配されたオーバーヒートやホース破裂なし。(これって、奇跡に近い?)
一桁台の気温もプラスに作用したか。

帰りの下りではメーター読み、130キロ出ちゃいました。(^○^)
これでもまだ多少プラグが失火してましたので、もっと調子よくなるかもと期待。(^0_0^)

と、思ったのが大間違い。(~_~)

十月二十九日

さー、月曜日。しゅっきん、シュッキン、出勤だー。今日もクーペで楽しいなーーー♪。
「きゅるるるるーーー、」 ポンポンポンッ ガラゴロゴロガラ、ぎっぎ゛っぎっ。 ポンポンポポン 
(*_*)

え、な、なんだ。この「擬音」は。 エンジンは安定してアイドリングしてる。
オルタネータかウォーターポンプかな。  そ、それだといいな。(~_~)
確認のためファンベルト(クーペでもそう呼ぶのかは疑問だが。)を外して回しても異音は
解消せず。
これはクランク溶接部がまた割れたせいでしょう。
でも出力はパワフルそのもの。
四千回転以上だと異音もピタリと止まりますし、要するに前に戻っただけでいつ壊れるか分か
らないけど、とりあえず馬力は出てる。   状態となりました。(-_-メ)

つまり、通常は「ポンポンポンッーーーっ、ぷぉっぷぉぷぉーーーーーーんっ、ぷぉっ、ぷぉぉぉ
ぉぉぉぉぉぉぉぉぉーーーーん」が、「ポンポンっガラガラッ、ガラぷぉーん、ガラぷぉーーーん
ガッぷぉっ、ぷぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉーーーーん」と低回転域で派手な音がするものの
巡航速度に乗れば全然支障ないので今年はこれで乗りつづける気でいます。

冬眠期間中に予備クランクと交換します。  今やると今年はもう乗れなくなるので。


十月三十一日

唐突に長距離耐久テスト。  派手に異音がするエンジンでは多少の不安も。^_^;
しかし仕事で片道100キロちょっとの所へ日帰り出張です。  
が、出張先の近くにクーペのスクラップがあるとの情報もあったし。
しかも油も会社持ちなのをいい事にクーペで行く事に決定。(~_~)  

平日だから万が一何かあっても、レッカー等楽に探せますし、  再三ですが、
なによりエンジンの異音以外にも不安材料が多いもんで、冷却系のホース等、破裂する
とこはサッサと破裂させ、不良個所を早めに出しておこうと思いまして。(~_~)

そして不良個所は冬眠してる間にやっちゃって、春を待つと言う計画。

本音を言うと、夜の峠だけでは短時間なので実用走行もやっとかないと
追加の整備個所も分からないですし。

いろんなパターンの走行テストをするには峠と高速出せる直線道路、また渋滞の
「ストップあんどゴー」も経験させないと。

とりあえず、ホース類は各種用意して(重機用の油圧ホースですけど。これがまー高耐久性
なんです。)実戦テストにも増して、あるだけのパーツと工具を積み込んで、いざ出発。

天候も最高の秋晴れ。  果たしてクーペは二つの険しい峠とタイトなコーナーに絶えれるのか
っ!    

「いけえぇぇーっ、クーぺっ。」

おー、快調快調。  8パーセントの勾配を二速、三速繋ぎつつバンバン登るのぼるっ。(^○^)

回転を四千以上にしてる限り底抜けのレスポンス。(^.^)
五千から六千の間でちょっと息をつぐけど、もしかして蝋燭の燃え尽きる前の何とやら
かも知れないと少々不安になったりして。(+_+)
結局、加減なしの現役車に対するのと同じ走りをしても、、、、、トラブルは、、、、、
悲壮な覚悟の割に「何もなかった。」です。(@_@)

旧車を意識せずイケイケで全力疾走したのですが。(*_*)

少なくともホースの一本くらい破裂してもおかしくないです。かえって怖い気も。(~_~)

この日、久々の大都市へ行きましたが、クーペに対する目線は女性が多かったです。
「なにこれっ、カワイイっ。」的な。(-_-メ)
カッコイイと言う目線や言葉はつい聞かれず。(T_T)

若い男性はあまり興味が無いみたい。
ただ、すれ違う中年のドライバーが口をポカンと開けて振り返るのが唯一の快感か。

そういえば、昼飯食いに行ったラーメン屋の玄関に横付けしてたら爪楊枝くわえたおっさんが
ラーメン屋から出てくるたび「ギョッ。」としてた顔がおもろかった。(^○^)

いきなり飛んで十一月六日

ヴーん。調子わりーーい。  クーペじゃなくて本人が。
風邪らしいのでクーペで゛病院へ。
でへーっ、クーペは「気合」がないと乗れません。
途中失速かオーバーレブしまくり。  

治療後、無理やりカツ定食ってドライバーの燃料補給。
多少、元気が出ました。
帰りはなぜか絶好調でした。(^.^)
人馬一体なんでしょーねー。(^○^)  いやホントに。


十一月九日

ガラガラ音は日増しに大きくなってますが、どうせクランクはもう少しで交換するので合えて無
視。(^.^)

それよりポイントが焼け気味なのでコンデンサーを注文したら近くの整備工場で「無い。」とあっ
さり言われました。(T_T)

「それならセミトラにするしかないなー。 コンデンサー要らなくなるし。以前つけてたけど人に
 上げちゃったからまた買わないと。」と呟いたところ、「セミトラユニットだったら中古だけどあ
るよ。どーせ今後使う事無いからタダでいいよ。」との工場長の御言葉。  
一万円相当ゲットぉぉぉ。しかもシルバーコイル付き。(^○^)

言ってみるもんだ。(^.^)    タダだもん。


でこれがセミトラユニット。
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