といっても、47年式クーペがサビサビになってきたので全塗装する気になっただけ。 レストアと言っても 「リファイン」くらいの気持ちで始めたのですが。 ついでに、クランク周りから異音がしてたので修理もしようかと。 「多分ウォーターポンプか一番の外側ベアリング原因だべー。」と、思って軽く考えて工場に 入れたのが運の尽き。(T_T) 平成十三年七月上旬に工場に入れ、多分お盆には乗れるなーー。は甘かった。 結局、三ヶ月半の入院を余儀なくされる羽目になるとはこの時点では思いもしなかったです。 これが二代目クーペです。 サイドシルが完全に脱落したので板金塗装を決意。その他は あまり腐食してなかったので、やすく上がると算段。(^○^) ついでに、ほんとについでにクランクの異音も解決したいのでまずエンジンオーバーホール。 これがエンジン。ガンガン回してもオーバーヒートや焼きつきもせず、非常にパワフルなエンジ ンでした。 年式ごちゃ混ぜですが、基本的に47年式パーツが95パーセント。 シリンダー0.5mm研磨してます。 ただ、アイドリングで「カラカラ」と音がしてたので、これを機にばらしてみました。 な、なんと2番のカウンターウェイトのコンロッド軸受け部に亀裂がッッッッ!! 点火時期をやや早めにしたのが悪かったか。(~_~) うおー、新品もないと言われたし、クランク探さないと安心して走れんっっっ。 今まで走れたのはコンロッドエンドの片方だけ割れてたからで、もう一方も割れたら 事故にもつながる可能性も。(-_-) で、部品探しだーっ。(^。^) 一ヶ月探して部品取りクーペ発見っ。しかも隣の市で。ナンバーは付いてるけど車検切れ。 で も最近まで走ってたらしい。しかもしょっちゅう壊れるので家族から顰蹙を買っているので「タダ」で良いとのこと。「奇跡だ。」 神は私にクーペに乗り続けろとおっしゃっているのか。(@_@) 前方が探してきた51年式クーペ、後方は私のクーペ。 で、早速クランク移植しようとエンジン分解。 ゲッげッげげゲのげーーーーーー。 こっちの方がもっとガタガタ。ピストンなんて全気筒、程よく溶けて穴まであいてる。(+_+) たしか「つい最近まで走ってた。」とのことだったが。よく動いてたもんだ。 おそるべし、鈴木CCISっっ!(~_~;) 仕方が無いので、クランク合体して二個一にしようとボーリング屋に依頼。 待つこと一週間。 「あのねぇーシャフト径が違うんでコンロッドもカウンターウェイトも互換性ないのよーー。 まー、修理は無理だねーー。の電話。」いつが境か知らないが、前期と後期はシャフト径 が違っていたーーーー。(T_T) あまりのショックにとりあえずレストアを中止することも考えてた時。 工場から電話が。 「おーい。エンジンオーバーホールのガスケットキット一式がトランクから出てきたぞーッ。」 こ、これはまさに神の啓示。 前所有者がオーバーホールしようと購入してたものらしい。 これは、やっぱり走りたいというクーペの願いなのか。はたまた怨念か。(~_~) で、再びクランク探し。 インターネットも駆使して探したけどないっ。 そこで最後の荒業。 カウンターウェイトを溶接し、ウェイトとコンロッドピンをドリルでもんで タップ切ってボルト止めすることに決定。(@_@) 三千回転以上では異音も無くなるし、出力も出てたのでたぶん大丈夫との自己判断。 ただし、センターはきちんと出しました。 クランクが探せるまでの暫定処置として決行。 一発回したらぶっ壊れるかと思いましたら八千回転まで回しても異常なし。 負荷変動でどうなるか心配ですが、とりあえず板金塗装へと進めます。 し、したら二日後にH様より「クランク見つかったよー。」のメール。 も、もー組んじゃったよー。(T_T) と思いましたが多分すぐぶっ壊れると思い購入。 購入したものは後期でしたがかなり上物。 今後クランクが破損しても安心です。(^○^)
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