なし崩し的にフルトラ導入。

うーん。  なし崩し的にフルトラ導入しちゃいました。  なにせ、菊地クーペは以前から
ポイントヒールの磨耗が激しく、しょっちゅうギャップと点火時期調整しなければなりませんでした。
(春に行った松島でも300Km走ったらポイントギャップがほとんどゼロになってましたし。)
本来は原因を追究して改善するのが本道でしょうが、菊地はもっとも安易な方法をとってしまいました。
「あー、ポイントがあるから悩むんだ。 じゃポイントなければ良いんだ。」
結構短絡的な導入理由です........。

で、これが今回購入したフルトラキットです。 アメリカのPERTRONIX社製の ポイントレスキット
IGNITOR2とコイルです。 2ストジムニ−用です。(購入に先立って色々ご教授くださった新潟の
Sさんに感謝です。)  驚いたことにピックアップセンサーだけで点火信号をコイルに伝える構造
なのでアンプが要らないってのは凄いです。  ちなみにIGNITOR2とコイルの購入価格は
22,000円でした。 安いと思います。(ヤフオクや直接購入だと二万切るかも)



付属のベースプレートを取り付けてピックアップセンサーの位置決め。  
デスビの左側に装着しました。 ポイントの付いていたみぎがわでもよいのですが、
そうするとセンサーの配線に干渉しますので。  左側にしても点火時期調整には不具合は
生じません
ローターシャフトに刺さってるのはマグネットローター。
もちろん内側には六角カムに正確に挿入できるようにカムと同じ六角が切ってあります。
(ただ、このローターを差し込むのが大変でした。 デスビシャフトを固定して少しずつ
マグネットローターを回転させながら差し込まないとローターが根元まで差し込めません。
この行程がシビアでした。)
     
   



んで、新潟のSさんからもお聞きしたのですが、マグネットローターをデスビシャフトに
装着するとローターの電極の高さが変わってしまいます。 しかもローターがピックアップ
センサーに干渉するのでローターに加工を施す必要があります。
で、ローターの細い部分を1.0ミリ削り、外側の太い部分は4ミリ削りました。
失敗するといけんので、とりあえずジャンクのローターを使いました。
削る量は個体ごとに微妙に違うと思いますので参考です。 細い部分を削ったので
ローターのデスビ軸の耐久性は落ちるはずですが、菊地クーペは2000Km走っても
大丈夫だったので問題ないかと。 一応、予備の加工ローターとデスビキャップは
積んでますけど。 



何とかセンサーとのクリアランス取れました。
電極の位置も正規の高さです。
付属のアクリル板でクリアランス確認




で、こういう感じで取り付け。



ついでに懸案のICオルタも導入。 これでアイドリングでライトつけてワイパー回して
ウインカー点けてブレーキ踏んでカーステ鳴らしてカーナビ使ってもびくともしなくなりました。
ヘッドライトは若干明るくなったかなーー。 メインライトとして使用しているシビエのドライビング
ライトがバッテリー気にせず使えそうなのでこれで夜間も安心。



ついでと言うか、コイルも一緒に購入しました。  IGNITOR2とマッチングが良いと言う
事だったので。  ちなみに45000Vだそうです。 菊地はうっかりイグニッションオンにして
デスビの取り付け作業してたら雷が落ちたくらいの「電撃」を食らいました。 持病の肩こり
が直ったのは良かったですけど。(笑)



んでまー。装着後の走行インプレッションですけど、「吹け上がりはポイント時と余り変わらず。ただ、
高いギヤで低速で流していた場合のアクセルレスポンスは大幅にアップ。シフトダウンしての加速も
体感できるレベルで向上しました。 「高電圧コイルのせいかトルクが太った気がする。」  結果的に
フルトラ?導入のメリットはポイントレス化による正確な点火時期とメンテフリーです。
別にフルトラにしたからパワーが上がるわけではないと購入店にも言われましたので。
性能向上のパーツはコイルに頼りました。。

後日談ですけど、時たまバッテリー上がりの現象が起きましたので今回の導入のせいかと思いましたが、
何のことは無い、「バッテリーターミナルのマイナス側が緩んでました。」(爆)
たぶんオルタの発電だけで走ってたこともあったようです。 しっかり締め付けたら吹け上がりは素晴らしく
滑らかになりました。  

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